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翔子便り Vol.14 ドイツの鉄道システム

こんにちは!翔子です!

前回、ドイツの車事情についてお話ししたので、今回はドイツの鉄道システムについてまとめてみました。

日本では駅に改札があり、ICカードをタッチしたり切符を通したりして電車に乗ります。しかし、ドイツには改札がありません。初めてドイツの駅を訪れた人は、「本当にそのまま乗っていいの?」と戸惑うかと思いますし、ドイツに来たばかりの私がそうでした(笑)

では、どうやって運賃を管理しているのでしょうか?そして、改札がないことでどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

 

  • ドイツの鉄道には改札がない!でもチケットは必要

ドイツの鉄道(SバーンやUバーン、トラム、ローカル列車など)には、日本のような改札がありません。そのため、チケットを買わなくてもそのまま乗れてしまうように見えます。しかし、ドイツでは「信用乗車方式」と呼ばれる方法が採用されており、乗客は自己責任でチケットを購入し、持っていなければいけません。

 

  • チケットの買い方と「打刻」の重要性

チケットは、駅の券売機やアプリで購入することができます。また、一部のトラムでは、乗車後に運転席付近で購入可能。ただし現金払いが主流のことも。

購入しただけでは有効にならないチケットもあり、「打刻機」で刻印(スタンプ)を押さないと無効とみなされることがあります。打刻機は駅のホームやトラムの車内にあります。うっかり打刻を忘れると「無賃乗車」とみなされてしまうので注意が必要です。

 

  • 改札はないけど、検札はある!無賃乗車は高額罰金!?

ドイツの鉄道では、改札がない代わりに「検札」が行われます。

この検札員は突然やって来ます。普段は見かけませんが、電車内で突然「チケットを見せてください」と回ってきます。中には制服を着ていない場合もあり、乗客に紛れていて突然「Kontrolle!(検査です!)」と声をかけてきます。

もしチケットを持っていないと即罰金となります。無賃乗車とみなされ、60ユーロの罰金が科せられます。(※都市によって異なる場合あり)(旅行者でも例外なく支払い義務があるので注意)

 

  • 改札がないメリット・デメリット

改札がないことで、ドイツの鉄道には日本と違う特徴があります。

・メリット

駅の構造がシンプル → 日本のように改札で混雑しない。

時間のロスが少ない → チケットを買えば、そのまま乗れる。

駅の維持コストが低い → 改札を設置・管理する費用が不要。

・ デメリット

無賃乗車のリスクがある → 検札が来なければ、チケットなしで乗る人が出てしまう。

観光客が仕組みを知らずに罰金を取られることも → 「打刻し忘れ」で罰金になる人が多い。

検札に遭遇するとストレス → チケットがあっても検査を受ける必要がある。

 

 

写真は、1日券のチケットとトラム内の打刻機です。

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鉄道も国によって違うところがあり、楽しいですよね!ドイツの鉄道は改札がなく、チケットの種類もそれぞれあるので、私はいまでも普段乗らない鉄道に乗った時は緊張してしまいます(笑)

ドイツに旅行に来る際は、事前にチケットの種類や乗車方法を確認して、スムーズに移動できるようにしておけば、問題なく楽しめるかと思います!

 

翔子